出逢ってもう10年以上が過ぎた。
初めて観たときの衝撃は未だに覚えてる。
10年の間に楽しい想いも、悲しい想いも、怒りも。
よくよく考えてみたら、あいつらの笑顔、びっくりするほどの営業能力。
生み出される新鮮な音楽、暑苦しいほど情熱的に語る話。
時代のせいかもしれない、プロモーションが悪いのかもしれない。
そこそこお客さんはいるけれど、爆発的には売れないバンドマン。
でも売れるだけがミュージシャン、バンドマンではない。
あの子らが楽しんで、好きな音楽を発信するのであれば
私は応援するだけ。
そう、なによりも自分たちが楽しくて、気持ちの良いライブができて応援してくれる人間が増えればいいと思ってるんだろうな。
バンドを続けることは奇跡だと思う。
人と人が出逢って別れるように。解散は当たり前なのかもしれない。
何度も悔しい想いをしながらも、それでもバンドを組んでライブをする。
そんなあの子らの何度目かの再出発を観るために久しぶりの
下北沢シェルター。
仮のバンド名から「ベロベロアッカンベー」になり、さらに「マブタウラガ
エス」に決まった。
個人的にはベロベロアッカンベーもいいと思ったんだけどな。「アカベロ」とか呼ばれて。
赤べこみたいで可愛いなと思ってみたり。
ステージに現れたあの子ら。
やっぱりキラキラしてるんだよね。
そんなところのオーラはそこらのミュージシャンには負けていない。
ステージから発信する優しさや楽しさ、愛しさ。
初めて観たときのは情熱だけで押し通してた感もあるけど、自分が歳を取るようにあの子らも歳を重ねてる。
丸くなった楽しさの中に、色々あったんだなぁって感慨深いものもあった。
やっぱり大好きなあの子ら。
近いうちにまた観に行くつもり。
私は生涯あの子らの熱烈なファンです。